薄型テレビ・ビエラに映し出された高精細で鮮やかな4K映像がひときわ目立つパナソニックブース。こちらではカメラのタッチ & トライコーナーが設けられていました。用意されたカメラは5機種。うち4機種が、話題の「4Kフォト」を撮影できるカメラでした。
「4Kフォト」は、秒間30コマの高速連写から好きな1コマを切り出して作る写真のこと。従来、動画から切り出された静止画は露光時間が長く、動きの速い被写体はぶれていました。
それが4Kフォトなら、ぶれることなく決定的瞬間を捉えてくれます。選んだ1コマは約830万画素の写真として保存されるため、モニターで観賞すれば驚きの解像感を実感でき、またプリントする場合もA3程度まで大きく引き伸ばすことができます。
マイクロフォーサーズ一眼「LUMIX GH4」、レンズ一体型の4/3型センサーカメラ「LUMIX LX100」、光学16倍ズームの1型センサーカメラ「LUMIX FZ1000」、いずれも4Kフォト対応です。動画ももちろん4K動画対応。同社のカメラは本格的な映像制作に選ぶユーザーも多いそうです。
卓上には撮影用に動くオブジェが置かれ、来場者がスタッフの説明を受けながら実際に4Kフォトの撮影を体験する場面が見られました。
4Kフォトの圧倒的な高精細画質は、モニターやプリントで確かめることができました。高速で動く乗り物、表情のくるくる変わる赤ちゃん、動きの読めない動物の撮影などに4Kフォトはおすすめだそうです。
一方、Android搭載の1型センサーデジタルカメラ「CM1」も来場者の興味を引いていました。「LUMIX CM1」は、スマートフォンと変わらないコンパクトな外観ながら、4K対応の高品位なカメラです。東京カメラ部10選およびコンテストの入賞者が「CM1」で撮影した数々の作品が、大画面タブレットに映し出されていました。
カメラとしての本格的な機能を凝縮しつつも、スマートフォン同様の多彩な機能を持つ「LUMIX CM1」は、ライターやジャーナリストといった職業の方からとくに好評を得ているそうです。カメラマンのサブカメラとしても充分活躍してくれることでしょう。
そのほか、女性ユーザーを想定して開発されたミラーレス一眼「LUMIX GF7」が展示されました。上方に180度チルトする液晶モニター、右手でも左手でも押せるダブルシャッター、顔認識で動作する自動シャッター、顔をスリムに美肌に写してくれるビューティー機能など、簡単かつきれいに自分撮りするための機能が満載です。
「GF7」のカラーバリエーションはシルバー、ピンク、ブラウンの3色。女性にはピンクが人気だそうです。
ユーザーそれぞれのニーズや撮影スタイルに応える特徴的なカメラが揃ったパナソニックブース。今後、標準規格として普及していくことが予想される4Kフォトや4K動画を、いち早く体験できる場として来場者の関心を集めていました。
また、東京カメラ部2015写真展期間中、パナソニックでは、以下3つのトークイベントを開催。いずれも立ち見が出るほど大盛況でした。
5/29(金)コムロミホ 氏 x 片岡 三果 氏「女性フォトグラファーが語るLUMIXの魅力」
5/30(土)森脇 章彦 氏「LUMIX 4Kフォトの魅力」
6/1(日)塙 真一 氏 x 上田 晃司 氏「LUMIXプレミアムコンパクトの魅力」