関西
【香川】日本一営業日が短い駅の近くにある島々を見渡せる景勝地
2025.04.21
香川県三豊市三野町の沖に浮かぶ小さな島に奉られている津嶋神社は、牛馬の神、また子供の健康と成長の神として信仰されています。
海岸部分は、「新さぬき百景」、「四国のみずべ八十八カ所」のひとつに数えられており、瀬戸内海の島々が見渡せる景勝地でもあります。
その美しいロケーションから、天気の良い日は透明度の高いコバルトブルーの海と青空、そして海岸線を走る列車を絡めての撮影も可能です。西の空がきれいに焼けた日は、神社と架け橋のシルエットがとても美しい趣のある写真が撮れるフォトスポット。
一年に一度、夏季大祭のある8月4日と5日の2日間だけ渡り橋に板が架けられ、250m先の本殿へ渡ることができ、その2日間だけ開くJR土讃線の臨時駅「津島ノ宮駅」は全国でも珍しい日本一営業日が短い駅として知られ、趣のある佇まいの駅舎とプラットフォームは年に一度の賑わいを見せ、その稀少価値からカメラを片手にやってくる方も多いと言われています。
祭りの夜には橋の欄干に灯りが灯され、初日には200発の花火が上がり瀬戸内海の空に彩りを添え、絶景と共に情緒ある三豊市の一夏を楽しむ事ができます。
ここでの撮影の魅力は海中の神社であると言う事。神社の周りには遮るものが無く、穏やかな瀬戸内海と視界一杯に広がる空の表情を上手く捉える事が出来たらまずは大勝利。
実は対岸から浜に降りる小さな階段があり、大潮の時は神社まで浜を歩いて神社まで行けるのですが、そこは海に浮かぶ幻の神社なので、壮大なロケーションを生かした写真を撮りたい所。特に夏の花火は少し離れた場所から花火とリフレクションに加えて、神社と橋のシルエットを絡める構図で是非とも大勝利を収めてください。
堤防越しに撮影する方は、身長程の高さがあるので、ある程度の高さをキープする三脚、脚立が必要になると思います。
撮影機材について
1枚目:Nikon D750 + AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
2枚目:Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
3枚目:Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
日の入りが狙えるので、ハーフNDフィルターがあると表現の幅が広がる場所です。1枚目については、本殿まで伸びる橋と本殿の両方を望遠レンズの圧縮効果を使用しどちらも印象的に撮影しました。
アクセス情報
津嶋神社
香川県三豊市三野町大見6816-2
マップコード
77 549 297*15
高松自動車道 三豊鳥坂ICから車で約10分
写真家紹介
二宮美香Mika Ninomiya
東京カメラ部10選2022
出身は広島。現在は神戸を拠点に色々な被写体にチャレンジしている。



