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絶景フォトスポット

関西 【兵庫】御待岬(おまちみさき)からの絶景と日和山海岸(ひよりやまかいがん)浮島に伝わる浦島太郎伝説

「御待岬と日和山海岸の浮島」の作品
「御待岬と日和山海岸の浮島」の作品
「御待岬と日和山海岸の浮島」の作品

兵庫県豊岡市にある御待岬(おまちみさき)にある豊岡海中公園は但馬漁火(たじまいさりび)ラインと呼ばれ、日和山海岸(ひよりやまかいがん)(豊岡市)から丹後半島(京丹後市)までの変化に富んだ景観を俯瞰から一望する事ができ、一帯は山陰ジオパークとしての指定を受けていています。秋には早朝から山の稜線を流れ落ちる滝雲の奇跡の絶景を楽しむ事が出来るおすすめのフォトスポットです。

良く見ると海中にぽっかりと浮かぶ竜宮城が。
正しくは「後ケ島(のちがしま)」と呼ばれ、言い伝えでは浦島太郎が玉手箱を開けた場所として知られており、1950年に島の伝承の為に東屋が建てられ、当時は茶話会が開かれていました。
そして竜宮城はその佇まいから、時間帯や気候によってさまざまな顔を見せてくれるのでフォトスポットとしてもおすすめします。

野鳥撮影が好きな方にもおすすめします。
御待岬の海中公園には100mに渡り激しく切り落ちた崖があり、そこには絶滅危惧種であるハヤブサの巣があるので、出来れば400〜600ミリクラスの超望遠レンズを持って参戦してみてください。

ここは割と近くでハヤブサを見る事が可能なスポットで、撮影日も現地のカメラマンの方々が数人、和気あいあいとまた我慢強く撮影に臨んでおられましたし、私自身も1時間程の滞在で、運良くつがいのハヤブサを目視する事が出来ました。

また、ここは海の透明度が素晴らしいので、今回冬場の撮影でしたが、晴れ間を待ちC-PLフィルターを使ってより美しいエメラルド色の海を表現する事もできました。

今回は穏やかな日和でしたが、白波が際立つような条件の場合、三脚を据えNDフィルターを使い、スローシャッターで神秘的な竜宮城も表現出来るので、その方法での撮影もおすすめしたいと思います。

豊岡海中公園へのアクセスは公共交通機関はありませんが、展望所に駐車場もあるので車での移動が可能です。日和山海岸から道なりに歩いて30分程度で到着するので健脚な方はぜひ挑戦してみてください。

撮影機材について

1枚目:Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
2枚目:Nikon D750 + AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR
3枚目:Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR
※1枚目と3枚目は、C-PLフィルターを使用しています。

海の青を鮮やかに表現する目的で、光の反射を抑えるC-PLフィルター使用しています。竜宮城メインの撮影では「NDフィルター」、日の入りが狙える時は「ハーフNDフィルター」が活躍。

また、3枚目については、空が無表情だったので、画角に鳥が入るようにひたすら鳥を待ちました。その為、構図を決め三脚を使用しています。

アクセス情報

御待岬
兵庫県豊岡市瀬戸

マップコード
428 863 532*43

北近畿豊岡自動車道 但馬空港ICから車で約35分

写真家紹介

二宮美香プロフィール写真
二宮美香Mika Ninomiya

東京カメラ部10選2022
出身は広島。現在は神戸を拠点に色々な被写体にチャレンジしている。