TOYOTA Wallet(トヨタファイナンシャルサービス株式会社)は、東京カメラ部とのタイアップ企画として、“クルマと絶景”をテーマとしたフォトコンテストを開催します。受賞者には素敵な賞品をプレゼントします!
募集期間は2025年上半期を予定しています。指定のハッシュタグをつけてツイートするだけで応募完了です。
本記事を参考に、自慢の愛車や風景を撮影した最高の1枚をご応募ください。
撮影テクニック #02 「切り取る視点」を意識して車をドラマチックに写す スマホやカメラで車をドラマチックに写す
2025.02.13
良い写真を撮るには、こだわるべきポイントがたくさん存在します。良いカメラ・レンズを使う、構図にこだわる、フォトジェニックな背景で撮る、編集をがんばるなど、さまざまなアプローチがありますが、どれから試してみたらいいか分からない!全部難しそう!と思われる方も多いと思います。
そこでオススメしたいのが愛車の大好きな部分にグッと近づいた「切り取る視点」の写真です。好きな部位を大きく写すことで迫力のある写真になりますし、背景があまり写真に写り込まないため場所を選ばずに撮ることができるというメリットもあります。
何より、「好き」を写真にストレートに表現しているため、自分らしい写真が撮れるようになります。
ガレージなど限られた空間でも撮りやすい撮影方法ですので、ぜひトライしてみてください。
撮影協力:トヨタモビリティ東京 有明店
愛車のシンボリックな部分を切り取って撮る
愛車の顔だったり色だったり、好きなところは人それぞれだと思います。フロントやリアなど定番の部位であっても、その部位にグッと近づいて切り取るように撮ると、大胆で目を引く写真になります。
また、シフトノブやホイールなど、細かい部位に着目するとユニークさは倍増すると思います。何を撮っているの? と言われるかもしれませんが、好きなところを愚直に追い求めてみてみましょう。
ここではクラウンを例に、特にシンボリックなパーツを切り取ってみました。

スマホ使用
クラウンを象徴するエンブレムは撮りたくなる部位です。スマホで撮る場合は、大胆に近づいて撮影してみましょう。スマホは接写能力が高く、エンブレムにグッと近づいた撮影を行うことができます。また、広角の遠近感も加わり、エンブレムが迫り来るような雰囲気に撮ることができました。

一眼カメラ使用
一眼カメラならではのボケ味を活かし、エンブレムに目が行くように撮影しています。

一眼カメラ使用
人気のテールランプを画面いっぱいに入れてみました。一眼カメラを使うと、ピントを合わせた場所が浮き上がるかのような描写になります。

スマホ使用
スマホであっても、ポートレートモードを使うことで、一眼カメラと同じようなボケ味のある写真を撮ることができます。ポートレートモードはある程度、被写体から離れて撮る必要があるので、周りに気をつけて撮影を行なってください。

一眼カメラ使用
ゴールドの目を引くダイヤルを撮ってみました。ダイヤルの手前のハンドル、奥のパネル類が美しくボケています。一眼カメラは、このようにお気に入りの部位だけを引き立たせる撮影が得意です。

スマホ使用
1つ目の記事でもご紹介したようにスマホは超広角が得意なので、車内を広く写すような撮り方をしてみてはいかがでしょう。このような写真を一眼カメラで撮ろうとすると、とても高価なレンズが必要になってきますが、スマホだととても簡単に撮影することができます。
人が座席に座った状態で撮影すれば、ドライブの思い出をいつもとは違う画角で残せますね!

一眼カメラ使用
一眼カメラを使用し、クラウンの特徴のひとつであるホイールを至近距離から撮影してみました。幾何学模様のアート作品のような1枚になり、スポークの質感なども楽しめます。


スマホ使用
スマホも接写は得意なので、簡単にホイール部に近づいて撮ることができます。また、スマホならではの機動力を活かしてローアングルから撮影し、タイヤの全体を収めることで、ホイールの存在感が伝わるように撮るのもオススメです。少し斜めにすることで動きがあるようにも見せることができます。

スマホ使用
精悍なヘッドライトを撮るのに、最もシャープに見える位置を探り、上方からグッと接近して撮ってみました。このようにカメラの位置を動かしやすいのはスマホの強みです。
TIPS写り込みを活かしたユニークな撮り方をする
「切り取る視点」によりオリジナリティを加える良い方法が、車の表面の反射を使った撮り方です。角度によっては車に景色が映り込むので、それを敢えて入れ込んで撮ってみるとおもしろいです。自分自身を写し込めばセルフィーのようにもなりますし、ドライブの目的地などを間接的に伝えることも可能です。

スマホ使用
ボンネットにショールームの看板と建物が写り込ませてみました。失敗写真のように感じる方もいるかもしれませんが、目的地を伝えるための敢えての写り込みとして活用してみてはいかがでしょう。
シンボリックなのエンブレムも写真に入れることで、しっかり愛車のアピールをすることができます。

スマホ使用
サイドミラーに空を写り込ませることで筋状の雲がまるでマーブル柄のようになり、サイドミラーに不思議は模様を作ることができました。間接的に天気などを伝えることができるかもしれません。
洗車した後のピカピカな車でドライブに出かけた際は、ぜひこのような撮り方をしてみることをおすすめします。

スマホ使用
リアウィンドウへの写り込みを使ってセルフィーを撮影しました。セルフタイマーなどを使わずとも撮れるのはうれしいですね。そしてSNSでの行動の報告にも使いやすいです。
TIPS簡単な撮影設定と編集でドラマチックな写真にする
ここからは写真をより印象的に見せるための撮影時の設定や撮影後の編集についてご紹介します。
今回のテーマである「切り取る視点」の写真の場合、写真を敢えて暗くすること、そして写真の四隅の明るさ(周辺光量)を暗くすることで、ドラマチックな雰囲気を作ることができます。
スマホでも簡単に編集できる項目で、専門的な知識は必要ありません。写真を敢えて暗くするというような編集はあまり馴染みがないかもしれませんが、雰囲気を演出するにはとても有効です。
それでは作例をいくつか見てみましょう。



スマホ使用
先ほどもご紹介したテールランプを撮影した写真です。
1枚目が未編集のもの、2枚目が写真を暗めに編集したもの、3枚目が暗めに編集しつつ、周辺光量も落としたものになります。黒が締まったことで、お気に入りのテールランプをスタイリッシュに見せることができました。

スマホ使用
空などが背景にある場合、周辺光量を落とす編集はより目立つようになります。まるで額縁の中に車があるような雰囲気となり、作品的な印象を与える1枚になりました。

スマホ使用
周辺光量を落とす編集とポートレートモードの相性は抜群です。シフトノブにスポットライトが当たっているような印象的な写真に仕上げることができました。

一眼カメラ使用
先ほどの写真と同じようにシフトノブにフォーカスを当てた写真です。
一眼カメラで撮影する場合、「露出補正」という機能で暗めに撮ることができます。周辺光量を落とす編集は別途編集ソフトなどが必要となりますが、本格的なソフトでなくても、スマホアプリなどで処理することもできます。
以上、「切り取る視点」にこだわり、車をドラマチックに撮る方法でした。
車を撮影するというと、つい全景を撮りがちですが、愛車の全景を撮ったカットに、これら「切り取る視点」で撮った写真を織り交ぜることでカメラロールにメリハリが生まれます。
また、愛車の気に入っている部分を撮影するなど自分好みの画角を探していくことで撮影すること自体がとてもおもしろくなっていきます。
愛車の写真をぜひたくさん撮っていき、カーライフをより充実させてみましょう!