毎年、20-30代の若者を中心に1万人以上が来場する日本最大級の写真展。2025年で13回目*1となった本展は9月12日〜15日の4日間、渋谷ヒカリエにて開催し、延べ来場者数は過去最多・前年実績を約40%上回る20,000人超となりました。
本レポートでは本展の特徴や、来場者動向、強化したコンテンツの中身、協賛団体様との連携成果や今後の展望をご紹介します。
会場の様子とご協賛・ご出展いただいた団体の方々へのインタビューも動画でご覧いただけます。
日本最大級の写真展。前年比+40% 2万人超が来場し、約半数が30代以下
毎年、20-30代の若者を中心に1万人以上が来場する日本最大級の写真展。2025年で13回目*1となった本展は9月12日〜15日の4日間、渋谷ヒカリエにて開催し、延べ来場者数は過去最多・前年実績を約40%上回る20,000人超となりました。
本レポートでは本展の特徴や、来場者動向、強化したコンテンツの中身、協賛団体様との連携成果や今後の展望をご紹介します。
会場の様子とご協賛・ご出展いただいた団体の方々へのインタビューも動画でご覧いただけます。
来場者数:4日間合計で20,000人を突破
前年比:2024年実績を約40%上回る動員を実現
来場者数の伸びの背景:体験型コンテンツの拡充による来場動機拡大、若年層来場者の増加
協賛・出展体制:例年を上回る企業・自治体の協賛数
本展は、日頃より写真を愛し撮り続けてくださっている写真好きの方々への御礼の場であるとともに、個人と個人、企業と写真家、そして地域と来場者が「写真」を通じてつながる場です。
床面積約1,400㎡(約420坪)と都心最大級の広さを誇る渋谷ヒカリエ ヒカリエホールAにて毎年開催しています(コロナ禍の2020~2021年を除く)。
また昨今は、“推し活”文化が広く浸透しているように、日常的に誰もが“好き”を持ち、それを表現・共有することが自然な価値観として根付く中、写真はまさにその“好き”を視覚的に伝える重要な手段です。
そのトレンドを念頭に、2025年は写真を「見て」出展写真家が表現した「好き」に触れるだけでなく、来場者自身も自分らしさや魅力を伝える喜びを感じられるよう「撮る・語る・残す」動的なコンテンツを強化しました。
昨年比40%超となる20,000人超の方々にご来場いただきました。うち約半数(48%)は、例年の傾向と同様30代以下の若年層で、会場内でも高校生や大学生の姿が見られました。
来場者数が大きく増加した要因として、以下が挙げられます:
以降でそれぞれ解説していきます。
2025年の写真展では、作品展示エリア、協賛企業エリア、トークショーステージなどの定番コンテンツに加え、本写真展のテーマである「つながる世界~『好き』があれば、人も世界もつながれる~」にちなんだ参加型コンテンツを合計4つ、新設および強化しました。
そして、同じ空間にいる本来「他人」である来場者同士が、共感を通じて緩くつながりを感じられるミニ企画を2つ設置しました。
昨年までと同様、「鑑賞・発見・交流が交差するメイン会場」ホールAと、
「来場者を迎える導入スペース」ホワイエAにコンテンツを配置しました。
来場者が“好き”をかたちにする瞬間を楽しめることを狙って、ジオラマやコスプレ、ミニコーナーなど計6つの体験型コンテンツを設置・強化しました。
人気コスプレイヤーの撮り下ろし写真展示と、来場者がコスプレ撮影体験できる無料イベント、コスプレとコスプレ撮影の世界について語るトークショーの3つを開催。
各体験を通じて来場者に「写真化すること」の楽しさと多様性を実感していただくとともに、撮影する側とされる側の信頼関係や息の合ったコンビネーションなど、撮影を通した表現活動の場ならではの絆(つながり)を知っていただくことを意識しました。
9/13(土)、14(日)18:15~ 穂波あみさん撮影会
9/15(月・祝)16:00~16:45 トークショー「なりたい自分は、いつだって選べる。」
「好きなものを撮って、見せて、つながる」の代表格であるジオラマの精巧な実物を、それを撮影した写真とともに展示。
角度や構図を工夫してよりリアリティのある撮影に挑戦できる空間づくりを行いました。
撮り方や撮る人、肉眼とカメラ越しでもジオラマの味わいが変わるため、創作意欲が刺激され、多くの来場者が真剣にカメラを構えていました。
少人数制のワークショップや講演ができ、2024年の1箇所から2箇所に増設。
トークショーステージと比較して、より深く具体的なテーマでの情報提供が可能で、希望者の作品の生レビューなども行われるなど、来場者との強いタッチポイントとして機能しました。
講師として立つのは主に写真家やクリエイターの方々で、そのファンの方の来場も目立ちました。
動画クリエイターの支援を目的としたコンテスト受賞作を放映するエリア。
着座18席を設けるなどエリア面積を拡大し、音響機材を強化。映像と音の調和による没入体験を可能にしました。
人通りの多いホールAの入口に大きな全国地図を設置し、「どこから来たか」「次どこに行きたいか」をシールで貼れるようにしました。シールの数や位置を見て会話がはずんだり、様々な地域に思いを馳せる機会となるほか、会場にいる他人同士の緩いつながりも感じられる場となりました。
シール枚数:約4,300枚 ※AIによる解析
ホワイエAに毎年設置している大きな壁を使ったコーナー。
来場者が自分のスマホに保存している好きな写真をその場でプリントし、ペンでコメントを書いて壁に貼る企画です。(2枚プリントし、1枚はプレゼント)
参加待ちの長い列ができ、用意していた1,000枚分の用紙が全て無くなるなど大盛況でした。
体験した方はプリントした写真を大事そうに眺めたり、他の人が貼った写真とコメントを見て談笑するなど、「好き」をかたちにする楽しさと嬉しさを実感していただけているようでした。
※本企画は、キヤノンマーケティングジャパン株式会社様より「ミニフォトプリンター SELPHY QX20」をご提供いただき実現しました。
参加人数:約700人
これらの新設・強化した体験要素は、鑑賞主体だった従来型の写真展から「来場者参加型・発信型」へとステップアップする重要な差別化ポイントとなりました。
東京カメラ部では、次世代を担う若者の表現活動の支援の一環として、
株式会社ニコンイメージングジャパン様とタイアップした「東京カメラ部10選U-22フォトコンテスト」を2020年から毎年開催しています。
受賞者はニコン製品のカメラ機材の貸し出しを受けることができるほか、ニコンプラザでの展示などの機会が与えられます。
事例:カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2025」ニコンブースにて、「東京カメラ部10選」「東京カメラ部10選 U-22」のコンテンツが展開されました。
2025年は施策開始から6年目を迎え、若年層クリエイターの中での認知が定着してきたとともに、歴代受賞者の活躍を見てきた彼らの中での一つの目標として、作品作りのモチベーションのひとつにもなっていると考えられます。
こうした取り組みも、東京カメラ部写真展に20代を中心とした若年層が来場し続ける理由のひとつになっていると考えています。
開催前~会期中にかけて、東京カメラ部SNSを中心に複数で情報発信。
毎年のSNS告知に加えて、今年は初めて、期待感の醸成を狙って4月にティザー告知を実施しました。
毎年、写真展の開催テーマなどのデータをまとめた「広告キット」を出展する写真家に配布し、SNSで自身の出展を自由に告知できるようにしています。
来場者の来場理由として「展示作品を見るため」の割合が毎年最も高く、写真家の作品を見ることを楽しみにしているファンの方が多いため、告知フォーマットを開放し写真家自らの情報発信を推奨しています。
ついで来場を狙い、渋谷を行き交う人々の目につく場所に告知を掲載。
会期およそ2週間前からは、Instagram、Facebookと、ビジュアルへの感度が高いユーザーが集まるPinterestにおいて告知広告を配信しました。
なお来場者アンケートでは、毎年約25%が「東京カメラ部を始めて知った」と回答し、新規層の来場を確保できています。
過去最多、10の自治体・地域団体が出展し、ブース展示やトークイベント、物産販売を実施されました。民間企業においては、大手カメラメーカーをはじめ、印刷機器、PC・関連機器など幅広い企業様にご出展いただきました。
(五十音順)
出展していただいた団体様の中から、ご協力いただいた方々の声を動画にまとめました。
また、出展写真家と接点を持ったことにより、その後のプロモーションでの起用につながったという声も例年いくつかいただいています。
昨今のトレンドを反映した写真展のコンテンツ設計とそれによる来場動機の拡がり、若年層との接点の強化、出展写真家の告知力、社会的に影響力の大きな企業・団体様に継続的にご協賛・ご出展いただいていることなどが、今回の来場数アップにつながりました。
また、写真は「作品として鑑賞するもの」でもあると同時に、コスプレやジオラマといった趣味の分野、さらには、フォトウォールへの反響が示したように、自分自身のあらゆる「好き」に向き合い、確かめ、シェアする行動そのものでもあるということが、本写真展を通じて多くの方にご体感いただけたのではないかと思います。
これは好きなものを「推し」として応援する、推し活の熱量にも似ています。
私たちは、これを「写真の可能性」と考えています。
ペット、グルメ、エンタメなど、「好き」が生じる様々な分野で、人と人、気持ちと気持ちをつなげる効果があるものとして捉えています。そしてそれは動画においても同様です。
写真・動画の活用可能性を切り開いた今回の展示の手ごたえを受け、来年以降もさらに好きを表現する「手段」としての写真・動画の可能性を多角的に表現するコンテンツを盛り込んでいく予定です。
写真展は、人が集まりやすい都内のアクセスのよい場所が会場となっていること、写真好き=旅好きという親和性の高い方々が多く集まる空間であることから、効率的に多くの生活者に地域のPRができる場として、自治体のご担当者様などからご支持をいただいています。
来場者に出発地点(どこから来たか)をアンケートしたところ、首都圏がメイン(84%)ではあるものの、愛知や大阪など他の大都市からの来場も一定数あり、またほぼ全都道府県から来場があったことが分かっており、来場者の意欲の高さと多様さもご評価いただいています。
また、写真展初日の9月12日(金)には、「一枚の写真が皆さんの”まち”を変える!そのために必要な意識と施策」としてトークショーを開催。
写真を起点にした”一過性で終わらない”地域創生の可能性について、実際に長年数々の実績を残してきた講師が、自治体関係者様や、地域活性化に取り組む企業様向けに、具体的な事例を交えながら講演を行いました。
講師:東京カメラ部 地方創生事業担当 執行役員/顧問 柄木孝志
参加:無料
講演後は初の試みとして、そのまま、地域活性化支援やシティプロモーション支援を日々行っている東京カメラ部社員に対し直接相談したり質問ができる場としてカジュアルな相談会を開催しました。
商談会ではなく、具体的なお悩みでなくとも気軽に相談できる雰囲気で進行した結果、4席設置したところ一時は順番待ちもできるなど、多くの方にご利用いただきました。
「そこでしか見ることができない景色」は来訪意欲を高める大きな武器です。
東京カメラ部は写真家の視点を借りながら、そういったスポットを見つけ、整備し、ゆくゆくはそのスポットを軸に地域が長期的に活性化することを目指しています。
また、写真展の機会や日々のSNSコミュニティ運営を通じて、情報の受け取り手であるSNSユーザーや弊社コミュニティに参加してくださっている方々の視点も蓄積し、両者を良いかたちでつなぐためのご支援を日々行っています。
東京カメラ部写真展は、写真を起点に、人と人、地域と来場者、企業と生活者がつながる場として、今後も発展を続けてまいります。
この写真展が成立するのは、日々写真を撮り続けてくださる皆さまの存在と、作品を惜しみなく共有してくださる想いがあるからこそです。
そして、そうした皆さまの作品があってこそ、企業・自治体・メディアの皆さまとの新しい接点が生まれ、より多様な社会的価値の創出につながっていくと考えています。
出展や協業にご関心のある企業・団体様は、
ぜひお気軽にご相談ください。
カメラや消費財メーカー、金融、省庁、自治体など幅広い業界の大手企業・団体様と300件以上の実施実績があり、製品PRや企業ブランディングにご活用いただいています。
企画からサイト制作・運営まで、フォトコンテストの全ての工程を一気通貫で対応。テーマ設定からサポートしますので、効果的な実施方法がわからないという場合も安心してご依頼ください。
SNS上で応募をかけることによって、商品・サービスの認知度を高めたい、ファンを巻き込んだ魅力発信に取り組みたいというご要望にお応えします。
写真・動画好きに多く支持されている東京カメラ部アカウントで告知することで高品質な作品を多数集めることができるうえ、応募作品の管理・審査に特化したシステム、盗作リスクを回避する審査プロセスなどの体制も整っており、安心・安全な実施が可能です。
SNS (Instagram、Facebook、Xなど)の運営を代行します。
写真、動画などのUGC(ユーザー生成コンテンツ)を活用した運用に強みを持ち、大手企業、省庁・自治体など60以上の運用実績があります。コンテンツ作成の手間が少なく手軽に開始できるため、SNSを始めたいが時間をかけられない、何から始めたらよいかわからないといったご要望にもマッチします。
また、すでに多くのフォロワーを抱える東京カメラ部アカウントでの告知が可能なため、フォロワー増加の起爆剤としてご活用いただけます。炎上リスクへのノウハウもあり、安定的な運用が叶うほか、外国人旅行者の集客を狙う海外向けSNS運営にも対応しています。
このほかにも東京カメラ部では、オウンドメディア(自社メディア)「東京カメラ部」のフォロワー基盤、ユーザーからの作品投稿、写真家とのつながり、運用ノウハウなどを活かし、写真とSNSを軸に様々なサービスを提供しています。
気になるサービスがございましたら、
以下のフォームからぜひお気軽にお問い合わせください。
*1 2020-2021年(感染症拡大期)はオンライン開催のみ
*2 東京カメラ部10選…その年1年間に東京カメラ部がご紹介した写真の中から、閲覧者の反応率などをもとに選ばれたトップ10作品の撮影者