東京カメラ部2020写真展について
東京カメラ部2020写真展はオンラインにて2020年9月に開催いたします。
詳細につきましては下記の「東京カメラ部2020写真展 Online Exhibition」特設サイトにて順次発表をさせていただきます。
URL https://exh2020.tokyocameraclub.com/
オンライン開催ならではの、今までとは異なる楽しみをご提供できるように各種企画を検討中です。
楽しみにお待ちいただけますと幸いです。
以下に本件に関する弊社代表塚崎によるコメントを掲載させていただきます。
東京カメラ部2020写真展はリアルでの展示を行わないオンラインの形にて開催とします。また、レセプションは開催いたしません。
東京カメラ部2020写真展は、その主たる開催目的が日頃の投稿者の方々への恩返しの場であること。選びぬかれた出展者の方々同士が集まることで新たな出会いや、交流を深めること。素晴らしい写真を撮影される方々と、その写真を愛する方々や仕事を頼みたいという方々が一堂に会することで、それぞれの可能性が広がっていくこと。SNSによる偶然の出会いなどを通じて、スマホやPCの画面上で写真を見ることを楽しまれるようになった多くの方々に、大きな高品質プリントで写真を楽しむという経験もご提供することで、より写真を好きになっていただくこと。などなど、リアルであることに大きな意味があります。
そのことを毎年痛感している立場として、写真展をリアルで開催したいという想いがとても強くあります。緊急事態宣言の全国解除、その後、発令された東京アラートも解除され、都道府県をまたぐ移動の自粛も先日全国緩和されました。徐々にではありますが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による混乱は収まりつつあるとも感じています。東京カメラ部写真展の会場であるヒカリエホールは室内とは言え、空調にも配慮されています。展示壁面も空調と避難経路最優先で設置してきました。積極的に経済を回していく必要があるのではという気持ちもあります。
しかしながら、依然としてワクチンなどの抜本的な解決策は存在しないことから、引き続き厳格な感染予防策への努力が欠かせない状況であることは否定できません。
そして、東京カメラ部写真展は、昨年4日間で延べ3.2万人の方々にご来場いただき、レセプション会場はもちろんこと、写真展開催期間中もピーク時には会場内は満員電車のような状態になっておりました。
その上、わたしどもの写真展の特徴として、投稿者の方々だけにとどまらず、写真好きの20-30代の若い世代を中心に日本全国から多くの方々にお越しいただいていることがあります。つまり、「全国規模」の若者が多数集まる祭典です。
これはすなわち、万が一にもわたしどもの写真展でクラスターが発生した場合、その影響は展示会を開催している東京都に留まらず、医療体制にまだ課題があるような地域も含む日本全国に広がり、取り返しがつかない事態に陥る可能性も否定できないということです。
それでもなんとか開催できないかと考えて、東京都が定める「東京都感染拡大防止ガイドライン」に沿った写真展開催も考えました。しかし、このガイドラインに定められた会場内でのソーシャルディスタンスの確保や、来場者の連絡先把握、設備投資などは、現実的には極めて困難でした。
この結果、本当に心の底から苦渋の決断ではございますが、今年度の写真展は本年9月にリアルでの展示を行わないオンラインの形にて開催としてレセプションも開催しない形とさせていただくことといたしました。また、会場内での展示については来年度以降に再度検討いたします。
そして、オンライン開催になったからと言って、皆様の期待を裏切ることがないように、現在、オンライン開催だからこそできる企画を多数検討中です。まだ、お知らせはできないのが残念ですが、こちら詳細が決まり次第、適宜皆様にご報告をさせていただきます。
この度はこのような結果となってしまい本当に申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます。
2020年6月28日
東京カメラ部代表
塚崎秀雄