ヒカリエ写真展への出展参加は四回目になりました。おいでいただいた皆さま、運営の皆さまに心より感謝申し上げます。今回は、キタキツネに加えて、ヒグマ、エゾリス、エゾシカといった北に住む動物たちを展示しました。まだ巣穴の半径数メートルの世界しか知らない子ギツネが外の世界に興味を持ち始めた一枚は、僕にとってとても大切な一枚です。そして、白い可憐な花を前にリラックスするヒグマ、楽しそうにしているエゾリス、憂鬱そうなエゾシカ。これらも僕にとってかけがえのないものでした。これらをみな様に見ていただき、楽しんでいただけたことがとてもうれしかったです。今後とも、キタキツネたちだけでなく、様々な北に住む動物たちの素敵な姿をお楽しみいただけるとさいわいです。
今年で3年目の参加となりますが毎年作品を展示させていただけることに感謝の気持ちでいっぱいです。展示作品を選ぶ際には一年間でどれだけ自分と向き合いそれを作品として残せただろうといつも考える機会にもなっています。今年はまたトークショーに登壇という貴重な機会をいただき自分にとって写真との出会いが自身や生き方をどれほど大きく変えてくれたかをあらためて思いました。伝えたいと思うことの半分も言葉になっていなかったと思いますが、ほんのわずかでも思いを届けられたなら幸いです。最後に今年も東京カメラ部の塚崎様、スタッフ全員の皆様にはトークショー前の緊張を笑顔と笑いでほぐしていただいたり大変助けていただきました。これからも幅広い豊かな写真の世界が広がっていきますよう東京カメラ部様のご発展を心よりお祈りしています。ありがとうございました。
今年で3回目のヒカリエ。初めて展示テーマを決めて臨んだのが今年の写真展でした。平仮名で「みち」。そこにあてる漢字は「道」としてもいいし、全ての道が常に何かへ至る途中であることを考えるならば「途」としてもいい。あるいは「道」の先、「途」を越えてたどり着く場所は、我々にとって常に「未知」でもある、そのような思いを込めた展示でした。これまで歩いてきた「みち」の途上で、多くの人に出会い、支えられて来たように思います。最近は撮影に行くと思わぬ奥地で友人に出会ったりします。偶然に笑いながら一緒に撮影し、終わるとそれぞれの場所へ帰ります。そんなことがこの数年増えました。個々は全員違う「みち」を歩いていますが、大きな視点から見るとそれは一つの大きな潮流を作っているようにも思えます。今回の展示では最後にはそんなことを感じました。ご来場の皆様には心から感謝を致します。来年もまたお会い出来ますことを願って。
I'd like to congratulate Tokyo Camera Club for this year’s exhibition. The selection of new featured photographers, the exhibition committee, and massive enthusiastic audience who had come, showed that this annual event has a constant improvement in quality, and absolutely making Tokyo Camera Club Photo Exhibition as a great inspiration and a barometer for successful Photo Exhibition in Japan!
今年で4回目の展示となったこの写真展は、僕の写真活動の一つのメインイベントであり、毎年どんな写真を展示するかを頭を悩ませています。10選になった最初の年以外の展示は単なる自信作の羅列ではなく、組み写真としてテーマを持ったものの展示を自分に課しています。今回の水着は元々全く興味のないジャンルでしたが、モデルさんに促されての撮影でした。最初の撮影で思っていた以上の写真が撮れたので、ヒカリエ展示の候補として急浮上し、少ないチャンスでしたが何とか満足出来る四枚を展示出来ました。このように自分の枠以外のものを他からの刺激によって、撮影の幅を広げられたということは写真をやっていく上で嬉しいものです。いつものことながらこの素晴らしい祭りの舞台を用意してくれた東京カメラ部様とこの祭りに参加した全ての人に感謝します。