「横須賀フォトコンテスト2022」の受賞作品より
小川 宗一郎 =潮風カメラマン宗=さん、北村 貴之(@takayukikitamura.1974)さん、しぇるさん、Takehiko Kawaguchiさん、ha.re275さん、Yoshiyuki Aokiさん(順不同)
2024年8月1日 から 2024年11月6日まで開催した
「横須賀フォトコンテスト2024」へ
たくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました。
素晴らしい作品の中から選ばれた入賞作品と、
入賞者のコメントをここに発表いたします。
今年のフォトコンテストには2971作品というたくさんの応募があり、前回2022年と比べて作品数がほぼ倍増しました。
作品のジャンルは多岐にわたり、人と絡めた建物や港、船など、人物を生かした作品を通して撮影を楽しんでおられる様子がよく伝わってきました。
そのことが大好きな横須賀を生き生きと表現することへと繋がるのだと思います。
またイルミネーションやライトアップ、花火、お祭りなどのイベントを捉えた作品が多かったのも今年の特徴です。
朝焼けや夕焼けの美しさはもちろん、天の川や星空、また雨に濡れた路面の湿潤感など、よいタイミングを捉えられた作品は特に魅力的です。
一期一会の出会いを捉えることは瞬間の芸術である写真の面白さと言えるでしょう。
ニコン賞に選出したMaki様の作品はいわゆる映えるロケーションを生かしつつ、兄弟間のコミュニケーションの魅力が加わることで独創的なものとなりました。
モデル役を務めてくれた兄弟の役割は大きいですが、服装やアイテムなどに作者の見せ方へのこだわりが感じられます。
できることをとことん追い求めてゆくこと、このことが魅力的な作品を生み出し、その思いが見る人へと伝わってくるのです。
横須賀フォトコンテスト2024 審査員
写真家・ニコンカレッジ講師 深澤 武氏
2025年3月21日
兄弟が仲良く語り合う、微笑ましい瞬間ですね。
海へ続くように並ぶピンク色の自販機が絶妙なバランスで捉えられています。
このことが写真に奥行き感を生みだし、海と共に空を広めに捉えることで広がりも感じられるようになりました。
明るい曇り空に包まれることでピンク色がよく映え、写真全体が優しい雰囲気に包まれています。
二人を包み込む空間の捉え方がこの作品の大きな魅力となっています。
人物の配置から服装、小道具まで、よく気を配られており、作品全体にわたる調和のとれた表現は見事というほかありません。
ずっと大切に守り続けたい、幸せな気持ちが伝わってくる作品です。
この破崎緑地展望デッキは馬堀海岸 走水を見下ろす高台にあり天気の良い日には富士山も望めます。綺麗な景色の為通り掛かる人々はつい足を止め眺めてしまう場所です。夕焼けに染まる空と水面、煌めく街明かりを写真に表現しました。
横須賀の海と街を俯瞰的に撮影された素敵な作品だと思いました。
夕焼けのオレンジに包まれた街並みには、夜への移り変わりを告げるように灯りが灯っています。
青からオレンジへと変わりゆく夕空と海の、それぞれのグラデーションがとても美しく、どこか幻想的に感じます。また、その中心に佇む富士山のシルエットは、荘厳で美しい存在感を放ちながら、絵全体を締めています。
海や山、街並みと横須賀の魅力が余すところなく広がる風景は本当に素敵で、全体の構図と色合いが調和した素晴らしい作品だと思います。
祖父の生まれ育った街です。お墓参りの帰りに寄りました。当時の面影はどこまであるのかと思いながら、豊かな自然と優しい風を感じました。
横須賀の鮮やかな色が詰まった作品だと感じました。
京急電鉄の色鮮やかな赤と青の車両が、海の青や自然の緑の中で際立ち、横須賀の街と自然が織り成す美しい景観を見事に捉えています。
2色の車両を揃えて捉えるタイミングは計算された努力の賜物でしょう。
また、東京湾の広大さと猿島の存在感を強調している構図も素晴らしいです。この特有のアングルだからこそ表現できたものだと思います。
はっきりとした色彩が生み出す美しい調和とアクセントとなる濃い色合いがとても素敵な作品だと感じています。
普段は俯瞰で見ることができない景色を見ることができました。横須賀本港の特徴的なオレンジの灯りに停泊中の異国の船と車のライトが合わさって、本当に綺麗と感動した時でした。
秋に訪れた長井海の手公園 ソレイユの丘で撮影しました。この日の雲は面白く、青空がドラマティックになりました。色とりどりのコスモスが美しく咲き乱れる、爽やかな秋の風景に心を奪われました。
夏の終わり、ピンク色のかわいいフォトスポットがあると知って、すぐにお友達と駆けつけました。仲よくお話している様子がお気にいりの一枚です。曇り空で少し残念でしたが、また青空が広がる日にも行ってみたいと思いました。