東京カメラ部10選

10 Viral Photographs of 2019

東京カメラ部10選とは?

東京カメラ部が運営するSNSにてシェアした写真の中で、各カテゴリー内でクチコミ度*が高かった写真とその写真を撮影されたかたです。
シェアは東京カメラ部とその全ての分室に投稿いただいた作品を対象に基本毎日7作品程度行っています。

※クチコミ度:「リーチ」数に対する「話題にしている人」の割合。投稿がFacebook内でどれだけ拡散したかを表す指標です。

2017年 東京カメラ部 10選メンバー

梶原 憲之Hiroki Fujitani小林 淳清水 啓長谷川 美和
谷田 洋史佐藤 悠大野瀬 大樹今吉 優衣安彦 嘉浩

梶原 憲之、Hiroki Fujitani、小林 淳、清水 啓、長谷川 美和、
谷田 洋史、佐藤 悠大、野瀬 大樹、今吉 優衣、安彦 嘉浩

10選写真紹介

「絶景神社」梶原 憲之→view comment
「comparison」Hiroki Fujitani→view comment
「岐阜城に昇る月」小林 淳→view comment
「予感」清水 啓→view comment
「おにゅう峠」長谷川 美和→view comment
「ƒ」谷田 洋史→view comment
「響演」佐藤 悠大→view comment
「春の息吹」野瀬 大樹→view comment
「祈りの道」今吉 優衣→view comment
「Rainbow Fox」安彦 嘉浩→view comment

東京カメラ部の2019年と東京カメラ部10選2019について


東京カメラ部2019写真展

東京カメラ部の2019年について

私たち東京カメラ部は創立以来「カメラがある暮らしをもっと楽しく」を目指しています。この目標は2019年も変わらずに活動をしてきました。

恒例となった東京カメラ部写真展は、例年の渋谷ヒカリエ9F「ヒカリエホール ホールB」から、2019年は約3倍の大きさとなる「ヒカリエホール ホールA」に拡張しました。
展示作品は、「10選2018」作品に加えて、その作品を撮影した「10選2018」メンバーの他の作品、「10選2017」「10選2016」「10選2015」「10選2014」「10選2013」「10選2012」メンバーの作品、そして19,506作品の中から48作品のみが選ばれたアサヒカメラ×東京カメラ部共催「日本の47枚」写真コンテスト2019の入選作品、16,470作品(1,830組)から900作品(100組)が選ばれた東京カメラ部2019写真コンテスト「Instagram部門」の入選作品、さらには、6,661作品の中から8作品が選ばれた東京カメラ部「令和」フォトコンテスト on Twitter作品の入選作品、東京カメラ部スタッフ推薦作品の展示を行いました。

また、大変光栄なことに、高円宮妃久子殿下から、仁和会名誉総裁として出展者の方々に向けて、写真展レセプションにてお言葉をいただきました。更に、世界遺産であり国宝でもある名門総本山仁和寺第51世門跡瀬川大秀大僧正、総本山仁和寺吉田正裕執行長、多くの各市町長や副市長、政府機関関係者などといった社会的重責を担われている方々にもレセプションやトークショーに登壇いただきました。2013年に青山の地下にある控えめなギャラリーで写真展を始めたとき、誰もがこの状況を予想はおろか夢にみることも不可能だった素晴らしい方々のご協力を得ることができました。

この結果、7月中旬の4日間という短い会期中に、20~30代の若い方々を中心に延べ32,000人の方々にお越しいただきました。

東京カメラ部としても、多くの大手カメラメーカーさんに引き続きご支援をいただきながら、政府観光局、地方自治体、交通機関運営企業、旅行代理店、ハイブランド企業、インフラ系企業のSNS運営やイベントなどのご依頼を多数いただくことができた一年でした。

東京カメラ部10選2019について

こうしてコミュニティーが成長し、活性化し続けている東京カメラ部とその分室は、ファン総数450万人を超えて、多くの写真愛好家の方々から、延べ約2,300万もの作品を投稿いただけました。この約2,300万作品の中から運営がシェアさせていただいた作品を延べ9億人超*の方々がご覧になり、「いいね!」、コメント、シェアをした結果選ばれた作品が東京カメラ部10選2019です。

つまり、約2,300万作品から延べ9億人が選んだ作品が東京カメラ部10選2019なのです。

東京カメラ部10選2019に選ばれた方々には、昨年同様に自身の写真を大型プリント、裏打ち、額装をしてプレゼントいたします。そして、今年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によりオンラインにて開催することとなった東京カメラ部2020写真展に、10選作品に自信作・新作を追加した合同個展として展示させていただきます。

東京カメラ部2020写真展 Online Exhibition「それでも世界は美しい。 - This Cruel Yet Beloved World -」は、オンラインにて2020年9月20日~2020年10月31日で開催の予定です。

従来のように最高品質のプリントをご覧いただくことはかないませんが、オンラインならではの双方向性を駆使した新しい写真展の形を体験いただけるものとすべく日々奔走しておりますので、どうか楽しみにお待ち下さい。

わたしがあえて言うまでもなく、2020年は世界の残酷さを痛感する年となっていますが、この残酷さを受け止めつつも、世界の愛おしさ、美しさのカケラを、今も日々見つけ出し写し撮っている方々がいます。ありがたいことに、そうした宝石の中から日々1万2万枚を超える作品を東京カメラ部にご投稿いただけています。また、さらに多くの方にご参加いただけています。

写真を愛する方々が見つけ出した、世界のカケラである写真。その中で、どんな写真が「2020年。日本に住んでいる方々が見たかった、好きだった写真」になるのでしょうか。今からワクワクしています。カメラがある暮らし。私達は本当に愛しています。「世界の美しさ、愛おしさ」を、「Beloved World」を、日々痛感できる最高の仕事だと感謝しています。

東京カメラ部写真展や東京カメラ部とその分室の日々の活動を通じて、この感動を皆様と一緒に楽しめれば、そして今日もこれからもカメラを片手に未来に向かって皆様と一緒に着実に進んでいければと願っております。今後とも東京カメラ部をどうぞよろしくお願いします。


2020年8月吉日
東京カメラ部運営代表
塚崎秀雄

*:東京カメラ部とその分室がタイムラインで紹介している作品の2019年延べリーチ(閲覧者)数(Facebook、Instagram、Twitterインサイト)に基づく。

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梶原 憲之

鳥居越しに見える絶景はまるで天空にいるように思わせる。そんな雰囲気が感じられたので、シャッターを切った一枚です。
Hiroki Fujitani

怪獣が現れているのに騒がず慌てず歩く女性。対照的でもあり女性はゴジラのような強さも感じる。
小林 淳

岐阜の魅力を伝える中で、長年追求しているのが月の軌道と岐阜城と重ねた作品です。城から離れて撮影する事で、まるで合成写真のように月が巨大に見える究極の遠近法。この夜、大気の影響で奇跡的に赤い月が姿を表しました。
清水 啓

日本のツートップ。千葉の高台から重なって見える場所がある。冨士のエネルギーが巨大な傘雲を呼び、スカイツリーは天からのエネルギーを受けて空を焦がし、とてつもないことが起きそうな予感を感じた。
長谷川 美和

滋賀県の秘境「雲海」と「紅葉」のおにゅう峠。ゆったりとたなびく雲や山々のモノトーン世界と紅葉カラーの対比の美しさを撮影。車のライトを入れることで、まるで白蛇が山頂へ力強く登るイメージに仕上げた。
谷田 洋史

俯瞰で見る初冬の雪景。幸運にも初雪が程よい降雪量となったため、イメージを形にすることができた。タイトルの「ƒ」は道路と川の重なりが演奏記号のフォルテに見えたことから。
佐藤 悠大

花火ファンタジアFUKUOKA2019を能古島から撮影。夕方ごろから福岡市街に無数に落ちる稲光が見えた。花火大会は中止と思われたがフィナーレから打ち始められ、花火と稲妻の共演を収めることができた。合計6分間分の一枚。
野瀬 大樹

樹齢300年以上の一本桜の美しさをこの目で見てみたかったので、夜中から待機し、朝日が照らされた時に撮影しました。
今吉 優衣

たくさんの風鈴が境内を飾る夏の川越氷川神社。多くの人で賑わうその一角、人々の喧騒や風鈴の音色からほんの少し外れた場所。祈りの道の先にあふれる光に人は、希望、哀愁、悲哀、どんな想いを託すのだろうか。
安彦 嘉浩

秋が終わりを迎える頃、冬の気配が日に日に大きくなる季節。北海道の大地に彩りを呼び覚ますように虹が架かった。大好きなキタキツネと絡めることで、一枚の作品に仕上がった。