長崎くんちにかける男たちの思いが躍動感と共に伝わってきます。

中島川で行われている夏祭り。夜市の大提灯と川を渉る子供達。美しい風景の中に祭りの賑やかさが伝わってくる。

今回の「暮らしのそばにほら世界」というテーマ通り長崎の日常と長崎しか見られない日常がこの一枚に納められている。

長崎の異国感といえば爆竹。音が聞こえてきそうな一枚です、風景ではなく、音の一瞬を切り取ったかのような作品だと思いました。

長崎くんち本番に向けての緊張感が伝わってきます。写真に艶っぽさがあって惹かれました。

鳩は長崎にとって平和の象徴ではないでしょうか。夕日と鳩の対比のインパクトにやられました。

長崎港をバックに美しい花火。文句なく旅情を誘う一枚です。

銅座の路地裏の猫。人間より人間くさい表情に銅座のラビリンスに迷い込んでしまったような感覚になる。

急な坂道の階段を降りる親子の何気ない日常の風景に、親子が交わす会話や長崎の街の奥深さを感じる作品。

ランタンまつりで温かい食べ物を買う人たち。新地中華街なのにまるで異国の風景のように感じる。

実際のランタンとスマホの中のランタン。美しい景色が無限に広がっていく感じがする。

日常の暮らしが非現実の中にある長崎。夕焼けの赤一色の光ではなくカラフルな色彩が映りこむ窓ガラスに様々な世界があることを物語っている。

新幹線「かもめ」のスピード感。目まぐるしく移り変わる長崎駅周辺。しかしその目と鼻の先ではゆっくりとした時間、長崎の暮らしがある。

この一枚の写真の中には、幕末から明治そして今と歴史は過去のものではなく、現在進行形であると伝えている一枚。

長崎の街は情報量が多すぎる。贅沢な町なんです。