この灯りは電照菊です。愛知県田原市は全国一位を誇る輪菊の生産地です。電照菊とは菊の性質を利用した栽培方法です。夜になるとはハウスの灯りが一つづつ増え灯りが広がって行く景色に感動しました。夜遅くの展望台からの撮影なので山登りは注意が必要です。

昼間は気づくことの無かった暖かい空間がそこにはあった。夜には通る人も少ない廊下を照らし出す光芒が、放射線状の美しいシルエットを描き出していた。思わず押し続けたカメラのシャッター音が誰もいない廊下に響いていました。

深夜の１時すぎ。道路には一般の車が減り配送のトラックが多くなる時間に、吉野川河口にシラスウナギ漁は多くの舟が出漁します。通常は舟だけを橋の上から撮影しますが、トラックを見ているときに、光が照らす「道」と「魚」の組み合わせに魅力を感じて橋の手前から両方を入れて撮影しました。

ここは家主さんのご好意で一般の方に解放しているお庭の藤棚 です。この日は夜のライトアップが始まる直前、誰もいないタイミングを見計らって三脚を立てました。それなりに周りは暗くなっている時間帯なのですが、このひと足早く灯っていた小さな外灯のおかげで白と紫の2色の藤の花を優しく浮かび上がらせてくれました。

冬の帰り道、すっかり暗くなったねと言いながら歩いていたら、娘が立ち止まり『見て、スポットライト』と言いました。ポツンと光の中に笑顔で立つ娘。電灯の小さな光だったけれど、なんだかとてもキラキラ輝いて見えました。