野付半島を縦走する道道950号線。秋に描き出される一面のススキ野原は圧巻のスケール。エゾシカの活動エリアでもあるため、運が良ければ季節感にとんだ動物写真も撮影可能です。
撮影時期
9月下旬~11月下旬
EXIF情報
1秒 / F22 / 39mm / ISO50
撮影時のコツ
ススキがオレンジ色に染まる夕景がオススメの時間帯。望遠レンズで撮影にすることにより手前のボケを生かしたドラマティックな一枚に仕上がる。
※野付半島の道路沿いは原生花園です。草花を踏みつけたり、原生花園に立ち入ることは厳禁です。環境保全に努めましょう。
深夜から朝にかけての気温が氷点下20度になる厳冬期。野付半島の北側に広がるオホーツク海には、北からの気まぐれな風次第で、不定期に流氷が流れ着く。ちょうど2月中旬あたりからは、夜明け前の1時間程度、東の空に天の川が現れ、このエリアだけの「流氷と天の川」という奇跡的なシーンの撮影が可能になります。
撮影時期
2月中旬~3月上旬
EXIF情報
30秒 / F1.8 / 14mm / ISO3200
撮影時のコツ
まずは防寒対策。参考までに、この写真を撮影した時の服装は、ヒートテック2枚を重ね、厚手のフリースとダウンジャケット、ダウンパンツを着用。靴には極熱のカイロを仕込んでいる。真っ暗な中での撮影だけに、懐中電灯も必須。流氷が割れて落下したり流される恐れもあり、命の危険があるため絶対に流氷に乗らないこと。
※撮影は道路から行い、漁業関係者の敷地には入らないこと。
野付湾は、内海ゆえ浅瀬が続き、冬場には全体が凍結。夕暮れの活動期になると森に隠れていたエゾシカたちが列をなし、様々な場所へと凍結した海面を移動。日没やマジックアワーのタイミングは絶好のシャッターチャンスです。
撮影時期
1月中旬~2月下旬
EXIF情報
1/60秒 / F4.5 / 100mm / ISO2500
撮影時のコツ
肉眼では暗くなってきたと感じる日没15分後あたりから、空に若干の赤みが残っているタイミングで撮影することが前提。できるだけ明るいレンズを使用することがベストショットを得られる近道だ。このエリアは北海道遺産やラムサール条約にも登録され、沿道は原生花園の宝庫。撮影は道路からのみ行い環境保全に留意すること。