ここまで来ると べつ・せ・かい「カメラで魅つける別海町」

野付半島のつけはんとう原生花園

全長26km、オホーツク海と野付湾に挟まれるように延びる日本最大の砂嘴(さし)で、その道幅は、狭い場所で驚きの50m。その北東側には、北方領土となる国後島が目前に見え、まさに日本の東の果てを実感できるロケーションとなっている。エゾシカやキタキツネ、天然記念物のオオワシやオジロワシなど野生動物の聖地として、その昔から動物写真家たちに愛されているが、近年は星空や朝日、夕日の名所として風景写真家たちが訪れることも多い。

野付半島原生花園 秋のおすすめフォト1

野付半島を縦走する道道950号線。秋に描き出される一面のススキ野原は圧巻のスケール。エゾシカの活動エリアでもあるため、運が良ければ季節感にとんだ動物写真も撮影可能です。

撮影時期

9月下旬~11月下旬

EXIF情報

1秒 / F22 / 39mm / ISO50

撮影時のコツ

ススキがオレンジ色に染まる夕景がオススメの時間帯。望遠レンズで撮影にすることにより手前のボケを生かしたドラマティックな一枚に仕上がる。
※野付半島の道路沿いは原生花園です。草花を踏みつけたり、原生花園に立ち入ることは厳禁です。環境保全に努めましょう。

野付半島原生花園 冬のおすすめフォト2

深夜から朝にかけての気温が氷点下20度になる厳冬期。野付半島の北側に広がるオホーツク海には、北からの気まぐれな風次第で、不定期に流氷が流れ着く。ちょうど2月中旬あたりからは、夜明け前の1時間程度、東の空に天の川が現れ、このエリアだけの「流氷と天の川」という奇跡的なシーンの撮影が可能になります。

撮影時期

2月中旬~3月上旬

EXIF情報

30秒 / F1.8 / 14mm / ISO3200

撮影時のコツ

まずは防寒対策。参考までに、この写真を撮影した時の服装は、ヒートテック2枚を重ね、厚手のフリースとダウンジャケット、ダウンパンツを着用。靴には極熱のカイロを仕込んでいる。真っ暗な中での撮影だけに、懐中電灯も必須。流氷が割れて落下したり流される恐れもあり、命の危険があるため絶対に流氷に乗らないこと。
※撮影は道路から行い、漁業関係者の敷地には入らないこと。

野付半島原生花園 冬のおすすめフォト3

野付湾は、内海ゆえ浅瀬が続き、冬場には全体が凍結。夕暮れの活動期になると森に隠れていたエゾシカたちが列をなし、様々な場所へと凍結した海面を移動。日没やマジックアワーのタイミングは絶好のシャッターチャンスです。

撮影時期

1月中旬~2月下旬

EXIF情報

1/60秒 / F4.5 / 100mm / ISO2500

撮影時のコツ

肉眼では暗くなってきたと感じる日没15分後あたりから、空に若干の赤みが残っているタイミングで撮影することが前提。できるだけ明るいレンズを使用することがベストショットを得られる近道だ。このエリアは北海道遺産やラムサール条約にも登録され、沿道は原生花園の宝庫。撮影は道路からのみ行い環境保全に留意すること。

「野付半島原生花園」
のアクセス情報

住所

〒086-1645 北海道野付郡別海町野付 北海道道950号

本日の「日の出・日の入り」時刻

日の出:
日の入り:

※おおよその時間です。正確な時間は国立天文台サイトを参照ください